つながり

ぼくらはひとつじゃない


重なり合った集合体


星を紡いだ蜘蛛の巣


幾つも、幾つも、幾つも、幾つも


世界にまたがる万華鏡


全ては1じゃない


存在の言葉では語れない


それは0に近いのかもしれない


だけど決して0にはなれない


時々思う


ぼくらのつながり


離れてなどいない


君と僕


胸と胸の炎が囁く


太いパイプの底を流れる巨大な川


君が底にいるから


僕は此方にいられるんだ。