2015-04-17 樹木 詩 しづかにしづかに強くなろう何も語らぬ木のように僕はこんなにも弱い存在なんだと知った体は細く、心は揺れている内に流れる繊細な川血はまだ脈打っている太い幹を育てよう年輪を重ねてどっしりと枝を伸ばしてやがて大きな森になるんだ嗚呼、現実と向き合うだけの現実と向き合うだけの力強さよ乗り越えるんだ君が海を渡る鳥になるなら僕は樹齢千年の大木になろう