向日葵

息を深く吸った。真夏の空気が澄んだ胸を満たした。


ラムネのビー玉のような心でわくわく弾む


薄い膜を張る、冷たい水が流れ出して頰をつたった


緑色の木々がざわざわ揺れる


光が万華鏡のように反射して重なる


透明な音が聞こえる。手には涼しい影が落ちる


夏の記憶を引っ張り出した。向日葵のような君の笑顔を思い出す