星の子
境界がなくなりつつある
外側では毎秒毎時生まれては消えてゆくもの
内側には、完全に静止した世界
マグマのように流れる感情の起伏と、僕を僕に閉じ込めようとする暗闇のエゴ
寂しいだけだろう。彼らは手を伸ばして僕をきつく抱き締めようとする。鏡の虚像
僕は名前のない存在。僕は光の粒子
もうひとりの自分が、暗闇の中にいる自分の手をとって、精一杯導いてくれている
空から見たら、それはそれは綺麗に輝く光なんだろう。ついては消える、星のような光
やっと君に気づけた。もうひとりの自分
鏡写しの彼女は星の子。美しくてかわいくて世界で一番愛おしい
もう暗闇だって怖くないんだ。君がいるから僕は歩ける
君が笑うとすごく眩しい