For Me

僕にとって

人生は落書きみたいなもので

自由に描いては消えていく 

インスタントで 

ばかみたいな歌だった

 

そこには体験する以上の目的はなくて

どこにでもどんな場所にも、描けたんだ

 

あるとき、先生がこういった

 

「こんな下手な絵じゃダメね、もっと上手に描きなさい

ほら、あの子みたいに」

 

その日から、僕の宝物は意味を失くした

がらくたみたいになってしまった

僕にとっての落書き

それはただ楽しむだけのものだった

 

作品の出来をどうこう言われることなんで、なかったんだよ